練習法約6分で読めます
1日15分のクロッキー練習メニュー ― 30秒・1分・3分の組み立て方
公開日: 2026-10-03
クロッキーは、短い時間で人物や動物の動きをつかむ練習です。英語圏では「ジェスチャードローイング」と呼ばれることもあります。じっくり描くデッサンとは違い、正確さより「ポーズの勢い」や「体の流れ」を優先します。
毎日続けやすいように、15分で終わるメニューを組んでみました。
15分メニューの内訳
- 30秒 × 10ポーズ(5分):体の軸になる1本の線と、頭・胸・腰の位置だけを描く
- 1分 × 5ポーズ(5分):軸の線に、胸と腰の箱(傾きとひねり)、手足の向きを足す
- 3分 × 1〜2ポーズ(5分):輪郭線を整え、体重がかかっている足や重心を意識する
最初の30秒は「描き切れない」のが普通です。全部描こうとせず、「このポーズで一番大事な線はどれか」を1本選ぶつもりで取り組んでください。この1本は、頭から背骨を通って体重を支える足へ流れる線になることが多いです。
資料の探し方
ブラウザで使えるクロッキー用サイトでは、ポーズ写真が設定した秒数で切り替わります。「クロッキー 練習 サイト」「gesture drawing reference」などで検索すると見つかります。スポーツやダンスの写真も、動きがはっきりしていて練習に向いています。
補足: 写真を資料に使う場合、練習として描くのは問題になりにくいですが、写真をほぼそのまま描き写した絵を作品として公開・販売すると、撮影者の権利に関わることがあります。公開するなら、資料の出典を書くか、利用条件を確認しましょう。
よくある失敗と対処法
- 体がまっすぐ硬くなる → 胸と腰を別々の箱として描き、それぞれの傾きを大げさにする
- 顔から描いて時間切れになる → 顔は丸1つで済ませる。表情はクロッキーでは描かない
- 線が何本も重なって汚くなる → 筆圧を軽くし、迷ったら新しい線を1本だけ引き直す
- 手足が短くなる → 肘・膝の位置を先に点で置いてから線をつなぐ
描いたクロッキーはまとめて記録する
1回の練習で10枚以上描くので、1枚ずつ保存するより、1ページにまとめて撮影・保存するのがおすすめです。絵描きの絵日記に「今日のクロッキー」として1枚の画像で記録しておけば、1か月後に見返したとき、線の迷いが減っていることに気づけます。
クロッキーは、上手く描けた実感が得にくい練習です。だからこそ日付つきで残しておき、過去の自分と比べられるようにしておくと続けやすくなります。